Japanese
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特集 急性腹症の近辺—他科からのアドバイス
狭義の急性腹症と鑑別を要する腹部大動脈疾患
Surgery of the abdominal aorta and it's branches in patients with abdominal pain
川田 志明
1
,
四津 良平
1
Shiaki KAWADA
1
,
Ryohei YOZU
1
1慶應義塾大学医学部外科
pp.191-196
発行日 1991年2月20日
Published Date 1991/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900374
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腹部大動脈より分枝して実質臓器や消化管に分布する腹腔動脈や腸間膜動脈に,圧迫・狭窄・閉塞などが起こり側副血行が十分でないときは,機能障害のほか腸管の阻血・壊死・穿孔などを来すことになる.慢性の動脈硬化性閉塞や圧迫症候群によるものは,症状も緩慢で長期にわたる腹痛や通過障害をくり返し,腹部不定愁訴にとどまるものの,急性閉塞では腸管の壊死・穿孔などが起こりやすく,全身状態も重篤で,急性腹症として迅速な対応が必要となる.
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