Japanese
English
臨床報告
胃癌手術後に発生した続発性びまん浸潤型大腸癌の2例
Two cases of metastatic diffuse infiltrating cancer of the colon after gastrectomy for cancer of the stomach
工藤 通明
1
,
中屋 光雄
1
,
秋山 典夫
1
,
大野 治俊
1
,
中野 眼一
2
,
長町 幸雄
2
Michiaki KUDOH
1
1多野総合病院外科
2群馬大学医学部第1外科
pp.129-134
発行日 1990年1月20日
Published Date 1990/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900023
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はじめに
びまん浸潤型大腸癌は稀な疾患であり,1931年Coe1)により初めて紹介されて以来,全大腸癌の0.09〜0.57%を占めると報告されている2,3).原発性と続発性に分類されるが,後者は主に胃からの転移によるものである.今回われわれは,胃癌治癒切除後8年経過して直腸およびS状結腸に転移を来した2症例を経験したので報告する。
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