手術器具・手術材料—私のこだわり・12
腹腔鏡手術のさらなる低侵襲性を求めて(Ⅱ):BJニードル®(2 mm鉗子)
金平 永二
1
,
金平 文
1
,
谷田 孝
1
,
本田 宏志
2
Eiji KANEHIRA
1
1メディカルトピア草加病院外科
2株式会社ニチオン
pp.1498-1501
発行日 2022年12月20日
Published Date 2022/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213988
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はじめに
Reduced port surgeryが普及を始めた2008年ころ,筆者が理想とする極細径鉗子が市販されていなかったため,ニチオン社(千葉県船橋市)に依頼し,これを共同で開発することになった.筆者の要求に応えるべく,ニチオン社の精密金属加工における高い技術水準により産み出されたのが,BJニードル®である1).開発中から現在に至るまで13年間,3,000例以上のreduced port surgeryでBJニードルを使用し,良好な成績を報告してきた2〜5).これら多数の経験から得られた本製品に対する信頼度は高い.本稿では,BJニードルの特徴,構造,使用方法について述べる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年12月末まで)。
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