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特集 そろそろ真剣に考えよう 胃癌に対するロボット支援手術
デバイスの選択と手術の定型化
ロボット支援胃癌手術で用いる各種エネルギーデバイスの利点と欠点
Merits and demerits of each energy device used in robot-assisted gastric cancer surgery
木下 敬弘
1
Takahiro KINOSHITA
1
1国立がん研究センター東病院胃外科
キーワード:
ロボット手術
,
胃癌手術
,
エネルギーデバイス
Keyword:
ロボット手術
,
胃癌手術
,
エネルギーデバイス
pp.398-402
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213676
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【ポイント】
◆従来の腹腔鏡手術で慣れ親しんだ超音波凝固切開装置は優れた凝固止血能と剝離機能を備えるが,関節機能を有しない.
◆モノポーラシザーズは癒着や生理的剝離可能層の剝離に有用であるが,出血した場合の対処が難しい.
◆メリーランド型バイポーラは主要血管や膵臓の近傍での細かな剝離に有用であり止血力にも優れるが,有効に使用するためのコツを習得する必要がある.
◆ベッセルシーラーは大網のような脂肪組織の大まかな切離に有効であるが,先端が大きいため細かな剝離には不向きである.
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