病院めぐり
大腸肛門病センター高野病院 消化器外科
山田 一隆
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1大腸肛門病センター高野病院 消化器外科
pp.750
発行日 2021年6月20日
Published Date 2021/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213378
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当院は1982年に大腸肛門疾患の専門病院として熊本市帯山の地に開院し,35周年を迎える2017年に熊本市中央区で公共施設や文教施設が多い大江地区にリニューアル移転しました.新病院は「くまもとアートポリス」という,建築や都市計画を通して文化の向上を図ろうという熊本県事業の最初の病院として,“自然に開き,人と和す”というテーマのなか,公共性が高く親しみやすい病院建築を始めて取り入れました.当院には個室以外では“個室的4床室”と呼ばれる病室があり,独立型にベッドをレイアウトし,全ての患者様のプライバシーが守られ,気兼ねなく外部の空気と景色を感じていただけるようになっています.
当院は病床数166床(一般病棟:100床,地域包括ケア病棟:46床,緩和ケア病棟:20床)で「熊本県指定がん診療連携拠点病院」に指定されており,大腸癌はもちろん,肛門疾患などの良性疾患,潰瘍性大腸炎やクローン病の指定難病疾患,便秘や便失禁などの機能性疾患など,大腸肛門領域のあらゆる疾患に対応するために,がん診療センター・内視鏡センター・炎症性腸疾患(IBD)センター・大腸肛門機能診療センターの4つのセンターにおいて,予防・診断・治療・フォローアップを切れ目なく地域の方々に提供し続けています.
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