Japanese
English
特集 神経・神経叢を極める—さらに精緻な消化器外科手術を求めて
胆・膵
膵頭十二指腸切除術での膵頭神経叢Ⅰ部・Ⅱ部の取り扱い方—その解剖と切離方法
The anatomical structures and the precise resection based on the nerve and fibrous tissue around the superior mesenteric artery in pancreaticoduodenectomy for pancreatic cancer
本多 正幸
1,2
,
永川 裕一
1
,
小薗 真吾
1
,
瀧下 智恵
1
,
刑部 弘哲
1
,
中川 直哉
1
,
西野 仁惠
1
,
鈴木 健太
1
,
山田 衣里佳
1
,
髙野 祐樹
1
,
勝又 健次
1
,
土田 明彦
1
Masayuki HONDA
1,2
1東京医科大学消化器・小児外科学分野
2彩の国東大宮メディカルセンター外科
キーワード:
膵頭神経叢
,
神経・線維組織
,
NFT- based resection
Keyword:
膵頭神経叢
,
神経・線維組織
,
NFT- based resection
pp.716-724
発行日 2021年6月20日
Published Date 2021/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213372
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【ポイント】
◆膵癌に対する膵頭十二指腸切除術において神経・線維組織(NFT)構造に基づく切除(NFT- based resection)は,手術時間の短縮,出血量の軽減に導く.
◆膵頭神経叢Ⅰ部・Ⅱ部の正確な領域を術中に確認するのは難しい.確実かつシンプルに膵頭神経叢を切除するため,上腸間膜動脈(SMA)周囲神経叢のoutermost layerであるSMAⅠ・Ⅱ・Ⅲを先行露出する方法が有用である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年6月末まで)。
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