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特集 ガイドラインには書いていない—胃癌治療のCQ
—免疫療法の展望—ニボルマブは今後も3次治療で,単剤で使用すべき薬剤なのか?
Future direction of Cancer Immunotherapy for gastric cancer. “Is nivolumab for gastric cancer appropriate as a monotherapy and 3rd line setting? ”
河野 浩二
1
Koji KONO
1
1福島県立医科大学消化管外科学講座
キーワード:
胃癌
,
ニボルマブ
,
免疫チェックポイント阻害剤
Keyword:
胃癌
,
ニボルマブ
,
免疫チェックポイント阻害剤
pp.1190-1194
発行日 2020年10月20日
Published Date 2020/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213079
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【ポイント】
◆胃癌治療ガイドライン(第5版)では,切除不能進行・再発胃癌に対して,3次治療以降に,ニボルマブ単剤による化学療法がエビデンスレベルAで推奨されている.
◆一次治療としてのニボルマブ+SOX/CapeOXの効果を検証するATTRACTION-4試験が実施中で,第Ⅱ相部分の結果は良好であり,第Ⅲ相のRCTの結果が待たれる.
◆胃癌におけるニボルマブは,奏効率向上のための併用療法の開発と,biomarker-oriented個別化医療の両方向への発展が大きく期待される.
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