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特集 若手外科医必携!—緊急手術の適応と術式
妊婦に対する緊急手術の留意点
Nonobstetric emergent surgery during pregnancy
美坂 聡樹
1
,
百枝 幹雄
1
,
石松 伸一
2
Satoki MISAKA
1
1聖路加国際病院 女性総合診療部
2聖路加国際病院 救急部
キーワード:
妊娠
,
緊急手術
,
非産科手術
Keyword:
妊娠
,
緊急手術
,
非産科手術
pp.784-788
発行日 2020年7月20日
Published Date 2020/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212984
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【ポイント】
◆妊娠中の手術は十分な治療と妊娠の安全な継続という両者を考え,外科医,産婦人科医,麻酔科医,小児科医の間で十分協議することが大切となる.
◆術前の評価では,妊娠中の母体では特徴的な変化をきたしていること,妊娠中の画像検査の特徴,および患者へのカウンセリングに留意する.
◆手術時は妊娠週数,術者や施設の状況に応じ麻酔法や術式を選択し,胎児心拍数モニタリングも行う.
◆術後は十分な鎮痛と血栓予防を行い,切迫兆候がある場合は,産科と連携し子宮収縮抑制剤の使用を考慮する.
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