増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル
Ⅲ章 術式別の術前・術中・術後管理
小腸・大腸
肛門疾患手術
赤瀬 崇嘉
1
,
栗原 浩幸
1
,
高林 一浩
1
,
赤羽根 拓弥
1
,
中村 圭介
1
,
金井 忠男
1
Takayoshi AKASE
1
1所沢肛門病院
pp.151-154
発行日 2019年10月22日
Published Date 2019/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212684
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術前管理:入院前編
肛門疾患に対する治療は,疾患と患者の全身状態を考慮して選択される.一般的な肛門疾患(痔核,裂肛,痔瘻,直腸脱など)の手術は通常,低位腰椎麻酔や仙骨硬膜外麻酔の下で行われるが,患者のリスクが高い場合や病変が軽度のものであれば局所麻酔のもとで行うこともある.治療する疾患の病態を評価することと,患者の全身状態の評価を行うことが必要である.肛門疾患手術は緊急度が高くないため,全身評価を行った後に手術を行う.
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