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特集 これだけは押さえたい!—大腸癌取扱い規約・治療ガイドライン—改訂のポイント
大腸癌治療ガイドライン2019
内視鏡領域の主な改訂ポイント—ESDの適応とSM癌のフォローアップ
Main revision points of endoscopy area:Indication for ESD and surveillance recommendation for Tis and T1 cancer
斎藤 豊
1
,
岡 志郎
2
,
堀田 欣一
3
Yutaka SAITO
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
2広島大学病院消化器・代謝内科
3静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
キーワード:
大腸ESD
,
内視鏡的切除
,
サーベイランス
Keyword:
大腸ESD
,
内視鏡的切除
,
サーベイランス
pp.948-950
発行日 2019年8月20日
Published Date 2019/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212562
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【ポイント】
◆各論
・内視鏡治療のコメントにcT1高度浸潤癌の診断指標として「NBI/BLIなどの画像強調観察」を追記し,ESDに加えPrecutting EMR・Hybrid ESDの解説を追加した.
・ESDの保険適用の拡大について解説した.
・内視鏡的切除後の経過観察の注意点について追記した.
◆Clinical Questions
・CQ1の主な改訂点は,コメント②に関して,「考慮する」という文面を「弱く推奨する」に変更した.解説で,「転移再発した場合はサルベージ手術が適応できない場合が多く,癌死の可能性もあり,そのリスクを十分外科医も含めて議論する必要がある」と説明し,注意喚起を行っている.
・旧CQ2,3をCQ2にまとめ,新CQ3として早期大腸癌の内視鏡的切除後のサーベイランスに関する項目を追加した.
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