特集 当直医必携!「右下腹部痛」を極める
扉
pp.5
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212328
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日常臨床において右下腹部痛を訴える患者は多く,まず第1に想起される原因疾患が虫垂炎であるため,外科医が診療する頻度が極めて高いのが現状である.しかし,実際には,単なる便秘に始まって,婦人科疾患,腸炎,炎症性腸疾患,進行した盲腸癌,虫垂癌,悪性リンパ腫に至るまで,原因疾患は多彩である.対応を誤ると重大な結果を招く疾患も多く含まれている.そこで,本特集では右下腹部痛に焦点をしぼり,鑑別診断から保存的治療,外科治療にわたる最新の情報を網羅し,当直室,外来,病棟,そして手術室でも大いに役に立つ指針となるよう企画した.
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