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特集 ここがポイント!—サルコペニアの病態と対処法
総論
サルコペニアの基礎
Pathophysiological basis of sarcopenia
小川 純人
1
Sumito OGAWA
1
1東京大学大学院医学系研究科加齢医学
pp.1438-1441
発行日 2018年12月20日
Published Date 2018/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212295
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【ポイント】
◆高齢者のフレイルの重要な要因,背景としてサルコペニアの存在が知られている.
◆加齢に伴うサイトカインやホルモン動態の変化など,液性因子や免疫・炎症系の加齢性変化がサルコペニアの発症,進展に関与している可能性が明らかになってきている.
◆筋骨連関などサルコペニアと他臓器・組織との連関や,ミトコンドリア機能不全,細胞外マトリックス代謝異常,マイクロRNA,筋肥大関連因子による制御など,臓器連関や病態機序の解明が今後進むと考えられる.
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