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特集 胃癌治療ガイドライン最新版を読み解く—改定のポイントとその背景
脾門部リンパ節郭清の今後—JCOG0110を踏まえて
Future outlook for dissection of splenic hilar lymph node for gastric cancer
岩槻 政晃
1
,
吉田 直矢
1
,
馬場 秀夫
1
Masaaki IWATSUKI
1
1熊本大学大学院生命科学研究部消化器外科学
pp.1209-1214
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212184
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【ポイント】
◆わが国では徹底したリンパ節郭清のため,脾摘を伴う脾門部リンパ節郭清が行われてきた.
◆JCOG0110により脾摘は術後合併症を増加させ,生存期間の改善に寄与しないことが明らかとなった.
◆大彎線上の病変,4型胃癌,残胃癌での脾摘の是非は明らかではなく,今後の臨床試験による検証が必要である.
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