病院めぐり
JA岐阜厚生連中濃厚生病院外科
井上 総一郎
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1JA岐阜厚生連中濃厚生病院外科
pp.872
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212101
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当院は,イギリスのシェフィールド,ドイツのゾーリンゲンと合わせて「刃物の3S」と呼ばれる岐阜県関市にあります.鵜飼いで知られる長良川の中流に位置する人口9万人の地方都市で,中濃医療圏37〜38万人を担う中核病院です.昭和23年に岐阜県産業会中濃病院として開院,同年に岐阜県厚生農業協同組合連合会設立とともに改称,平成12年に現在地にICUを新設して移転し,今年で70年です.当科の歴史も開院時からで,消化器外科・乳腺内分泌外科を担当しています.現在はベッド数495床(一般病床402床,地域包括ケア病床44床,緩和ケア病床20床,感染病床6床,救命救急センター23床)で,当科は46床です.当科の所属する医局は名古屋大学第二外科で,新専門医制度では名古屋大学病院を頂点としたネットワークのなかの県立多治見病院,一宮市立市民病院,市立四日市病院の三つの基幹病院の下の関連施設となります.
現在の当科のスタッフは常勤医師6名です.手術を受ける患者さんの高齢化が進んでいますが,50歳台3名,40歳台1名,30歳台2名とスタッフの高齢化も進んでいます.5名が消化器外科を,1名が乳腺内分泌外科を担当しています.なお平成26年より,岐阜大学第一外科から40歳台の呼吸器外科医1名が着任し,年間80例の呼吸器外科手術をこなしています.
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