病院めぐり
岡波総合病院外科
大澤 亨
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1岡波総合病院外科
pp.1241
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211766
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当院のある伊賀市は三重県の北西部に位置し,奈良県・京都府・滋賀県と接しています.寒暖差の激しい気候からは美味しい日本酒が作られ,また「伊賀牛」は松阪牛ほどの知名度はないものの赤身の味が素晴らしく,他県には滅多に出回らない隠れた逸品であります.地域の歴史は古く,「伊賀忍者の里」や「松尾芭蕉生誕の地」,「徳川家康の伊賀越え」「鍵屋の辻の決闘」としても有名です.
当院の歴史もまた古く,明治31年4月に伊賀郡比自岐村岡波地区の猪木医院が病院組織に変更され,その後,大正11年2月に上野市(現・伊賀市)桑町に移転し岡波病院が創業しました.総合病院に名称を変更したのは昭和55年で,伊賀の中核病院として伊賀・名張と京都・奈良の一部を医療圏とし,人口約20万人の地域住民の健康を守っています.また,地域の住民からは「おかなみさん」と呼ばれるほど地域の病院として浸透しています.3つの介護老人保健施設を併設し,平成27年8月には日本医療機能評価機構認定3rdG:Ver 1.1を取得しました.
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