増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅰ章 周術期の集中治療
敗血症と多臓器不全
血液浄化療法
服部 憲幸
1
,
織田 成人
1
Noriyuki HATTORI
1
1千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学
pp.99-103
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211356
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POINT
■急性血液浄化療法は単なる腎代替療法としてだけではなく,炎症性メディエータなどの除去により循環動態を安定化させる治療法としても期待されている.
■敗血症性ショックに対しては,持続的血液濾過透析やエンドトキシン吸着療法が施行される頻度が高い.
■急性血液浄化療法は多くの場合,補助療法であり,救命のためには原因の検索と治療が重要である.
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