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特集 食道癌手術のコツと要点
食道癌手術を達成するためのポイント
結腸を用いた再建術のコツと要点
Knacks and technical points for esophageal reconstruction using colon
宇田川 晴司
1
,
上野 正紀
1
Harushi UDAGAWA
1
1虎の門病院消化器外科
pp.1092-1097
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211291
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【ポイント】
◆適切な層での結腸の授動.浅すぎれば結腸の血管系を損傷する一方,深すぎると余分な出血や尿管損傷の原因となる.
◆十分な血管の観察と適切な位置での血管処理.いつも同じではない.臨機応変な対応が必要となる.
◆十分な広さの胸骨後トンネルの作製と,胸腔内への脱出やトンネル内での再建臓器のたるみなどを起こさないよう注意する.
◆多少の長さ不足は十分な腸間膜根部の授動で補える.症例によっては回結腸動脈本幹を処理しない回結腸再建も可能である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2018年9月末まで)。
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