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特集 外科医に求められる積極的緩和医療—延命と症状緩和の狭間で
総論
外科医だからこそできる緩和ケア—外科医がもつべき緩和医療の視点
Palliative care only possible for surgeon:The viewpoints of palliative care which surgeon must possess
下山 理史
1
Satofumi SHIMOYAMA
1
1愛知県がんセンター中央病院緩和ケア科
pp.1441-1447
発行日 2015年12月20日
Published Date 2015/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211010
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【ポイント】
◆患者家族の生活に思いを馳せながら,治療を行うことが重要である.これが緩和ケアにつながっている.
◆症状緩和は重要だが,緩和ケアはそれだけではない.その人の生き様を大切にして,希望を支えていくことが緩和ケアである.
◆初めから最期まで患者ととことん付き合う外科医だからこそ,その関係性と時間性を大切にして,それぞれの場面で患者家族の多様な価値観を大切にしながら,そのつど意思決定をしつつ,ともに歩んでいく緩和ケアが可能となる.
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