増刊号 消化器・一般外科手術のPearls&Tips—ワンランク上の手術を達成する技と知恵
⑤結腸
腹腔鏡下S状結腸切除術
白下 英史
1
,
衛藤 剛
1
,
猪股 雅史
1
,
白石 憲男
2
,
北野 正剛
3
Hidefumi SHIROSHITA
1
1大分大学医学部消化器・小児外科学講座
2大分大学医学部地域医療学センター外科分野
3大分大学
pp.120-125
発行日 2015年10月22日
Published Date 2015/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210942
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
大腸悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術はわが国で年間2万例以上に行われており,なかでも腹腔鏡下S状結腸切除術は年間4千例以上で最も頻度が高い術式である1).また,日本内視鏡外科学会の技術認定制度で大腸領域の対象術式となる基本的な術式である.しかしながら,患者の体型や解剖学的特性,腫瘍の位置によりいろいろなバリエーションが生じうる術式でもある.本稿では,腹腔鏡下S状結腸切除術において生じうるバリエーションとその対応法について解説する.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.