Japanese
English
特集 再発に挑む!—外科治療の役割
術後サーベイランスの考え方と再発時の治療戦略
食道癌
Recurrences of postoperative esophageal cancer
白石 治
1
,
田中 裕美子
1
,
曽我部 俊介
1
,
岩間 密
1
,
安田 篤
1
,
新海 政幸
1
,
今野 元博
1
,
今本 治彦
1
,
塩﨑 均
1
,
安田 卓司
1
Osamu SHIRAISHI
1
1近畿大学医学部外科学上部消化管部門
pp.1083-1089
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210866
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【ポイント】
◆pT3,pN2,鎖骨上リンパ節陽性例,ly+,v+であったものが,再発高リスク群であり,また再発の70%が術後1年内に確認され,88%が2年内に確認された.
◆リンパ節再発が最も多く,次に血行性再発が多い.また血行性転移の内訳は肺が33%,肝が30%,次いで骨が17%を占めた.
◆寛解,長期生存できる可能性があるのは,頸部および縦隔のリンパ節や肺の1〜2個の転移再発であり,可能ならば積極的に切除を検討する.
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