Japanese
English
特集 外科におけるadjuvant/neoadjuvant chemotherapy update
乳癌に対するadjuvant/neoadjuvant chemotherapy
Adjuvant and neoadjuvant chemotherapy for breast cancer
齊藤 光江
1
Mitsue SAITO
1
1順天堂大学医学部乳腺内分泌外科
キーワード:
乳癌
,
術前化学療法
,
術後化学療法
,
ホルモン療法
,
分子標的治療
Keyword:
乳癌
,
術前化学療法
,
術後化学療法
,
ホルモン療法
,
分子標的治療
pp.1677-1685
発行日 2008年12月20日
Published Date 2008/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102398
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要旨:欧米では死亡者数が減り始めている乳癌であるが,罹患者数は世界の女性がかかる悪性疾患中第1位である.原因の究明も重要であるが,早期発見と診断後の有効かつ安全な治療の開発が当面の課題である.治療は,必要最小限の局所療法と最大限の全身療法が現在のスタンダードである.そして予後は,発見時その癌がすでに全身病になっているのか否かと,その最大限の薬物療法に癌がどれくらい反応してくれるかで決まる.乳癌の予後を左右する薬物療法の代表である化学療法について,手術前,手術後,再発後に施行する目的と内容,結果を紹介する.
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