Japanese
English
手術手技
腹腔鏡下幽門保存胃切除後の体腔内三角吻合
Intracorporeal anastomosis for a triangulating stapling technique following laparoscopic pylorus preserving gastrectomy
安齋 実
1
,
中野 善之
1
,
鎌田 啓介
1
,
菅原 弘光
1
,
蔡 景襄
1
,
市来 正隆
1
Makoto ANSAI
1
1JR仙台病院外科
キーワード:
幽門保存胃切除
,
完全腹腔鏡
,
三角吻合
Keyword:
幽門保存胃切除
,
完全腹腔鏡
,
三角吻合
pp.654-657
発行日 2015年5月20日
Published Date 2015/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210762
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要旨
腹腔鏡下幽門保存胃切除後の胃々吻合は,大きな吻合口が必要なため,通常上腹部の小切開創から直視下に行われることが多く,体腔内吻合の報告は少ない.今回,筆者らは腹腔鏡下幽門保存胃切除後に体腔内で三角吻合を行う術式を開発し,改良を重ねてきた.その概要は,近位側と遠位側に開けた小孔から自動縫合器を挿入して1回目の後壁吻合(内翻)を行い,大きな共通孔を自動縫合器2回(外翻)を用いて閉鎖するものである.現在まで経過良好であり,比較的容易に導入可能な術式であると思われるため,手術手技を中心に報告する.
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