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特集 外科医が知っておくべき がん薬物療法の副作用とその対策
症状別対策マニュアル
悪心・嘔吐・食欲不振
Nausea, vomiting, anorexia
竹内 英樹
1,2
,
佐伯 俊昭
2
Hideki TAKEUCHI
1,2
1埼玉医科大学病院乳腺腫瘍科
2埼玉医科大学国際医療センター乳腺腫瘍科
pp.558-563
発行日 2015年5月20日
Published Date 2015/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210740
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【ポイント】
◆急性期の制吐の成否が遅発期の悪心・嘔吐に影響するため,万全の予防によって悪心・嘔吐を未然に防ぐことが重要である.治療アドヒアランスを下げることは,治療成績にも直結する.
◆リスク分類に応じた予防措置を徹底する.NK1受容体拮抗薬と5-HT3受容体拮抗薬は作用部位・機序が異なるため,それぞれに見合った対応が必要である.
◆患者関連因子として,年齢,性別,飲酒習慣なども催吐リスクに影響しうる.
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