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特集 胆嚢癌の外科
胆嚢癌手術に必要な局所解剖—特にリンパ管系について
Regional anatomy for operative surgery of carcinoma of the gallbladder with special reference to the lymphatics
佐藤 健次
1
,
佐藤 達夫
1
Kenji SATO
1
,
Tatsuo SATO
1
1東京医科歯科大学医学部第2解剖
pp.1715-1722
発行日 1989年11月20日
Published Date 1989/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210551
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癌手術に最も必要なリンパ管系の局所解剖について,教室の剖出所見の示説を中心にして大要を述べた.胆嚢のリンパ管が胸管に達する経路は左右2系に大別される.右側系は総胆管に沿って膵後面に下行するのみならず,膵頭後面で門脈下端付近にあるリンパ節を介して,左腎静脈上下の高さにある大動脈大静脈間リンパ節へ達する.左側系は固有肝動脈に遡行して腹腔動脈根部を経て,左腎静脈上下の高さの外側大動脈リンパ節に注ぐ.
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