今月の主題 免疫からみた腸疾患
腸疾患とHLA
腫瘍疾患—大腸癌とHLA
辻 公美
1
,
宮原 信弘
2
,
木村 幸三郎
2
Kiyomi Tsuji
1
,
Nobuhiro Miyahara
2
,
Kohzaburoh Kimura
2
1東海大学医学部・移植学II
2東京医科大学・外科学教室
pp.238-239
発行日 1983年2月10日
Published Date 1983/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218148
- 有料閲覧
- 文献概要
腫瘍とHLAに関する報告はあるが,まだ完全な結論を得ていない1〜3).これは1964年,LillyがハツカネズミのMHCであるH-2と白血病との関連性について報告したが,それらの機序はなお解明されていない.これらの点に関しては,別の機会にゆずるとして,今回は筆者らが観察した大腸癌のHLA抗原をもとに検討した.また,誌面の都合上,種々の考察をさけ,むしろ簡略化して表現する努力をした.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.