Japanese
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特集 がん放射線療法の現況と進歩
乳癌の放射線療法
Radiation therapy for breast carcinoma
橋本 省三
1
Shozou HASHIMOTO
1
1慶應義塾大学医学部放射線科学教室
pp.1157-1162
発行日 1989年9月20日
Published Date 1989/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210439
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乳癌手術の最近の傾向は,定型乳切から縮小手術,あるいは乳房の温存手術という,20年近くに及ぶ欧米の比較対照臨床成績を参照して,ようやく患者の望むquality of lifeに応えるようになった.これとともに,乳癌術後照射は無益として忘れられていたところ,また息を吹き返した.自験例をもとに,温存手術と放射線治療を中心に,骨転移の対症治療としての照射を含めて,最近の乳癌の放射線療法を略述した.なお,第49回乳癌研究会の記事(シンポジウム,および特別講演)が「乳癌の臨床」に近く掲載される.併せてごらん頂ければ幸いである.
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