Japanese
English
臨床報告
レーザー血管形成術が有効であった閉塞性動脈硬化症多発病変の1例
A case report of laser angioplasty on multiple atherosclerotic obstruction
長田 一仁
1
,
河内 賢二
1
,
山口 寛
1
,
石川 幹夫
1
,
石丸 新
1
,
古川 欽一
1
Kazuhiko OSADA
1
1東京医科大学第2外科
pp.705-708
発行日 1989年5月20日
Published Date 1989/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210366
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はじめに
心臓血管領域におけるレーザー治療の応用は,他の分野に比して遅れた感があるが,最近ようやく臨床応用の段階に達しつつある.とくに,動脈硬化性病変に対するレーザーの効果については少数ながら報告がみられるようになってきており,今後その応用拡大が期待される.
われわれは,多発性動脈硬化性閉塞の患者に対し,Y型人工血管によるバイパス術と同時に,その末梢側閉塞性病変に対し,接触型メタルホットチップカテーテルを使用したアルゴンレーザー血管形成術を施行し,良好な結果を得たので,文献的考察を加え報告する.
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