Japanese
English
臨床報告
いわゆる肺癌肉腫の1例
A case of so-called pulmonary carcinosarcoma
伊藤 達朗
1
,
奈良坂 重樹
1
,
柴野 良博
2
,
遠藤 秀彦
3
,
八重樫 雄一
4
,
冨地 信和
5
Tatsuroh ITOH
1
1岩手県立山田病院外科
2岩手県立山田病院内科
3岩手県立久慈病院外科
4岩手県立釜石病院外科
5岩手医科大学第1病理学講座
pp.1807-1811
発行日 1988年11月20日
Published Date 1988/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210225
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はじめに
一般にいわゆる癌肉腫(so-called carcinosar-coma)と呼ばれるものは,癌細胞,特に扁平上皮癌が肉腫様変態を示して増殖する癌腫の一組織であり,真の癌肉腫とは異なるものである.肺においても,いわゆる癌肉腫は発生するがその頻度は稀であり,報告例も少ない.今回われわれは,いわゆる肺癌肉腫と診断し得た1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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