特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96
小腸・大腸
Ileal conduit作成時の尿管回腸吻合の手術
梅田 隆
1
Takashi UMEDA
1
1東京大学医学部泌尿器科
pp.814-815
発行日 1988年5月30日
Published Date 1988/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210038
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回腸導管を作成するに際して二,三の留意すべき点がある.すなわち尿管の剥離時に栄養血管を損傷しないこと,尿管と回腸を吻合する時に術後狭窄を作らないようにすること,尿管回腸吻合部の周囲を腹膜で被って、後腹膜化し,吻合部から尿が漏出する可能性があるので,ドレーンを後腹膜腔に置いて,漏出した尿を腹腔内に漏れないように体外に導くようにすることである.
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