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特集 いわゆる消化器早期癌の術後再発—その実態と対策
早期胃癌の術後再発—実態と対策
Recurrence after gastrectomy for the early gastric cancer; its current trend and therapeutic strategy
大森 幸夫
1
,
本田 一郎
2
Yukio OMORI
1
,
Ichiro HONDA
2
1千葉県がんセンター医療局
2千葉県がんセンター消化器科
pp.1179-1185
発行日 1987年7月20日
Published Date 1987/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209766
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早期胃癌の再発率はおおむね2〜4%であり,その多くはsm癌に認められる.再発型では血行再発が62%と最も多く,中でも肝転移再発が51%を占める.血行再発に密接に関連する脈管侵襲やリンパ節転移はsm癌に多くみられる.したがつてsm癌ではR2の郭清や術後化学療法が必要である.残胃再発を防止するには断端部に癌を遺残せしめないことと,異時性多発癌を含む残胃再発の早期発見,早期治療のために胃切除後長期にわたる経過観察が必要てある
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