Japanese
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特集 ストーマをめぐる最近の話題
ストーマ造設上の工夫
Clinical assessment of colostomy techniques
穴沢 貞夫
1
,
片山 隆市
1
,
石田 秀世
1
,
東郷 実元
1
,
高橋 日出雄
1
,
桜井 健司
1
Sadao ANAZAWA
1
1慈恵医大第一外科
pp.1759-1767
発行日 1986年12月20日
Published Date 1986/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209590
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教室における1963年から23年間の結腸ストーマ368例にいて術式の適否を合併症から検討したところ,腹膜外トンネル法(単口式),一次開口粘膜翻転法が腹膜内法,二次開口粘膜非翻転法に比べ,早期,後期合併症ならびにイレウスのいずれの面でも優れていることが判明した.
またクリーブランドクリニックのストーマ位置ぎめの原則にうたわれている直腹筋内造設が,腸脱出および傍ストーマヘルニアの発生低下に寄与していることも明らかとなつた.
このような従来の手術手技を基本的に踏襲して造設されたストーマといえども,慎重な術式を選択し,合併症のない管理に適したストーマとすれば,近年のストーマ装具の進歩によりそのincontinenceをかなりの程度まで補うことが可能である.
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