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特集 悪性腫瘍を疑うX線像
胆道癌を疑うX線像—無黄疸・軽度黄疸例について
Radiological features of bile duct cancer without obstructive jaundice
黒田 知純
1
,
吉岡 寛康
2
,
徳永 仰
2
,
細木 拓野
2
,
丸川 太朗
2
,
小塚 隆弘
2
,
中尾 量保
3
,
宮田 正彦
3
Chikazumi KURODA
1
1大阪大学医学部付属病院中央放射線部
2大阪大学医学部付属病院医学部放射線科
3大阪大学医学部付属病院第1外科
pp.1281-1287
発行日 1986年8月20日
Published Date 1986/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209507
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胆道癌の治療成績を向上させるためには,できるだけ早い時期に胆道癌を発見し,診断を確定することが必要である.そのため,本稿では,無黄疸あるいは軽度黄疸の胆道癌症例のX線像,なかでも上腹部X線スクリーニング検査として行われるCTと経静脈性胆道造影のX線像を中心に検討した.特に,他疾患の治療目的で来院した患者のCTで,胆道癌を疑わせる所見を拾い上げることが早期の診断に結びつくことがあり,重要である.
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