増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
症状からみた内科エマージェンシー
黄疸
西崎 泰弘
1
,
板倉 勝
1
,
松崎 松平
2
1東海大学東京病院消化器肝臓病センター内科
2東海大学医学部消化器内科
pp.187-190
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907096
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ポイント
●原因を早期に診断する.特に閉塞性黄疸の鑑別を最初に行う.
●重症度については,血清ビリルビン値のみで判断せず,原因を検索し,他の症状,検査所見から,推測される予後を念頭に,前後の変化のなかで判断する.
●急性肝炎では重症化,劇症化の予知とその早期対策を行う.
●肝硬変では末期所見か,あるいは増悪因子が関与したものかを見極める.
●閉塞性黄疸では急性閉塞性化膿性胆管炎への注意とドレナージ挿入時期が重要である.
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