Japanese
English
臨床研究
外科的に治療したExulceratio simplex(Dieulafoy)5症例の検討
Five cases of Exulceratio simplex (Dieulafoy)
原田 雅光
1
,
森本 重利
1
,
田中 直臣
1
,
惣中 康秀
1
,
武原 正夫
1
,
住友 正幸
1
,
善成 雅彦
1
,
倉立 真志
1
,
森住 啓
2
Masamitsu HARADA
1
1徳島市民病院外科
2徳島市民病院病理
pp.1183-1188
発行日 1986年7月20日
Published Date 1986/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209493
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はじめに
Exulceratio simplex(以下,Esと略す)は,1898年Dieulafoy1)により,胃上部噴門下の小さな粘膜欠損部で,その深部の粘膜下を走る異常に太い動脈の破綻により大出血を起こす疾患として命名されたものである.われわれは,1980年より1984年までの5年間に,上部消化管大量出血にて外科的治療を行つた53例中5例にこの疾患を経験したので報告する.
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