特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
10.術後感染症
呼吸器感染症
藤本 幹夫
1
1大阪市立大学医学部第2外科
pp.890-891
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209430
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□基本事項
1)術後呼吸器感染症には開胸後にみられる胸腔内感染症(創感染)と非開胸術後に発生する術後肺炎(創外感染)に大別される.
2)術後肺炎とは無気肺,誤嚥,呼吸障害症候群(AR—DS)などから進展して細菌感染を併発した続発性気管支肺炎のことである.上腹部手術後に発生しやすく,腹部手術の3〜6%にみられる.
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