特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
3.心・血管系
高血圧
猿田 享男
1
1慶応義塾大学医学部内科
pp.790-791
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209385
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□基本事項
高血圧患者の手術に際しては,術前に高血圧の原因およびその重症度を明らかにし,特に冠不全など臓器障害の進行した高血圧や褐色細胞腫や原発性アルドステロン症などある種の二次性高血圧では,術前処置が重要である,軽症高血圧では特別の処置を必要としないが,中等症・重症高血圧では,150〜160/90〜100 mmHg程度に血圧をコントロールしてから手術することが好ましい.
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