特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅰ.術前・術後管理における薬物療法の実際
潰瘍性大腸炎
伊原 治
1
,
大原 毅
1
1東京大学医学部第3外科
pp.692-693
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209340
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□術前管理における薬物療法
1.保存的治療薬について
1)保存的治療薬としてはprednisolone(以下PS)とsalicylazosulfapyridine(以下SA)が主として用いられる.
2)激症型における緊急手術以外はPSから離脱しておくことが望ましい.離脱方法は図のごとくで,30〜40mg/日の内服または点滴静注から開始して2週間で5mgずつ漸減していく.毎週2回ずつ血沈と血算をチェックする.下血が再発すれば再び1段階元にもどして漸減する.
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