Japanese
English
臨床報告
乳房切断術後リンパ管肉腫—自験2例及び本邦報告例の検討
Postmastectomy lymphangiosarcoma:a report of two cases and an analysis of cases diagnosed in Japan
宮内 正之
1
,
村上 裕哉
1
,
竹田 伸
1
,
笠井 保志
1
,
鈴木 祐一
1
,
久保田 洌
1
,
後藤 裕巳
1
,
加藤 泰
1
,
小池 重義
1
,
吉川 泰生
2
Masayuki MIYAUCHI
1
1市立四日市病院外科
2市立四日市病院整形外科
pp.1439-1444
発行日 1985年10月20日
Published Date 1985/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209161
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はじめに
Postmastectomy lymphangiosarcomaは,乳房切断術後に慢性浮腫をきたした上肢に発生する肉腫で,きわめて予後不良の疾患である.1948年,Stewart & Tre—vesがこの6例を初めて記載して以来1),欧米では多数の報告がなされているが,本邦報告例は数少なく,私共の調べ得た範囲では,13例が報告されているにすぎない.
最近,我々は本疾患を2例経験したので,本邦報告例とあわせ,文献的検討を試みた.
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