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特集 消化器外科医のための血管外科手技
血管合併切除と再建のコツ—腸間膜動脈
Techniques in reconstructive operation of the superior and inferior mesenteric artery
上山 武史
1
,
富川 正樹
1
,
永井 晃
1
,
山本 恵一
1
Takeshi UEYAMA
1
1富山医科薬科大学第1外科
pp.1345-1350
発行日 1985年10月20日
Published Date 1985/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209143
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上・下腸間膜動脈の解剖学的特徴より種々の血行再建法を述べた.上腸間膜動脈に対しては自家静脈を用いた腎下部大動脈とのバイパス作製法を,下腸間膜動脈再建は腹部大動脈あるいは人工血管への直接縫合法を記述した.
血管合併切除などにより広範囲に腸管が虚血に陥つても,腸管は静脈うつ血がなければ比較的虚血に強いため,冷静に再建すれば成功しうる点を強調した.このさい24時間以内の再開腹も大切である.
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