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臨床研究
大腸癌における術前血漿CEA測定の意義—臨床及び病理学的所見との関連について
Evaluation of preoperative plasma CEA determinations in patients with colorectal cancer:correlation between CEA and clinical & pathological findings
遠藤 健
1
,
豊島 宏
1
Takeshi ENDO
1
,
Hiroshi TOYOSHIMA
1
1日本赤十字社医療センター消化器外科
pp.1293-1299
発行日 1984年9月20日
Published Date 1984/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208810
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はじめに
大腸癌における血漿CEA測定の意義に関してはこれまでに種々論ぜられてきており,大腸癌のスクリーニングとしての意義は少ないとの結論に達している.しかし術後のfollow-upの指標として有用であり,再発の予測,予後の推測という点で,補助診断として欠かせないものの1つとなつている.今回,術前血漿CEAと大腸癌の進行度,予後等との関連について,当科の症例を集計し,臨床及び病理学的立場から検討してみた.
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