Japanese
English
臨床報告
炎症型悪性線維性組織球腫の1例
Malignant fibrous histiocytoma, inflammatory type:A case report
田村 利和
1
,
三宅 秀則
1
,
木村 文夫
1
,
宇高 英憲
1
,
宮本 英之
1
,
古味 信彦
1
,
建沼 康男
2
,
螺良 英郎
2
,
広瀬 隆則
3
,
布村 進作
3
,
檜澤 一夫
3
Toshikazu TAMURA
1
1徳島大学医学部第1外科
2徳島大学医学部第3内科
3徳島大学医学部第1病理
pp.1175-1180
発行日 1984年8月20日
Published Date 1984/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208792
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はじめに
悪性線維性組織球腫(malignant fibrous histiocytoma,以下MFH)は軟部肉腫の中で最も代表的なものであるが,その組織像は多彩でありいくつかの亜型を含んでいる.その組織発生は組織球由来と考えられているが未確定であり,病理学者の間で注目を集めている.今回,われわれは後腹膜に原発した,MFHの中でも極めてまれな炎症型悪性線維性組織球腫(MFH,inflamrnatory type,以下炎症型MFH)の1例を経験したので,剖検所見も併せて報告すると共に若干の文献的考察を加えた.
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