Japanese
English
臨床研究
残胃癌の4例と最近10年間本邦報告例の統計的考察
Four cases of gastric remnant carcinoma and a statistical study of the cases collected from medical journal in Japan for the last 10 years
安名 主
1
,
荻原 廸彦
1
,
山浦 芳徳
1
,
苅部 徳郎
1
,
小池 秀夫
1
,
野口 徹
1
,
安里 進
1
,
草野 充郎
1
Osamu YASUNA
1
1信州大学医学部第1外科
pp.99-104
発行日 1984年1月20日
Published Date 1984/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208536
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はじめに
近年,胃切除術の増加に伴い残胃癌の報告例が多くなつているが,発生機序,診断の遅延,再建術式によるリンパ節転移径路の変化など問題点が多い.われわれは胃及び十二指腸の良性潰瘍に対する胃切除後10年以上経過して残胃に癌が発生した症例1)を1969年以降4例経験した.本論文ではこれらの症例について臨床病理学の面から検討し,併せて本邦報告例の集計から愁訴,好発部位,生存率などについて統計的考察を行つた.
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