Japanese
English
症例
胃結核の1例—過去5年間における本邦報告例の考察
A case of stomach tuberculosis:The consideration through japanese references in passed five years
斉藤 敏比古
1
,
小島 伸彦
1
,
赤岩 正夫
1
,
中山 和道
1
,
中山 影親
2
Toshihiko SAITO
1
1久留米大学医学部第2外科
2久留米大学医学部第1病理
pp.723-728
発行日 1973年5月20日
Published Date 1973/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205813
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
胃結核の術前診断は癌,粘膜下腫瘍,潰瘍,その他の胃疾患との鑑別がきわめて困難であり,本邦における報告例をみても術前に確定診断を得たものは数例にすぎない.
最近著者らはX線検査ならびに内視鏡検査の結果,噴門部悪性腫瘍の疑いのもとに胃底部切除を行ない病理組織学的に胃結核と診断した1例を経験したので報告する.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.