Japanese
English
臨床報告
内分泌非活性ステロイド過剰産生型副腎皮質癌の1例
A case report of non-hormonal functioning adrenal cortical carcinoma
石神 博昭
1
,
山中 義秀
1
,
佐藤 英樹
1
,
小川 清
1
,
山路 正文
1
,
谷山 新次
1
,
柏木 福和
1
,
伊藤 健次郎
1
,
藤本 茂
2
,
奥井 勝二
2
Hiroaki ISHIGAMI
1
1成田赤十字病院外科
2千葉大学医学部第1外科
pp.1541-1544
発行日 1983年10月20日
Published Date 1983/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208472
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はじめに
副腎皮質癌は極めて稀な疾患であるが,そのうちホルモン産生能を有するものは産生ホルモン過剰より起こる特徴的病態により早期診断が可能である.一方,ホルモン産生能を有しないものは,他の後腹膜腫瘍と同様巨大腹部腫瘤によりはじめて発見される事が多く,従つて予後も不良である.
今回著者らは,右下腹部痛を主訴として来院した本症の1例を経験し手術前後の内分泌学的検索を行つたので報告する.
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