Japanese
English
臨床研究
成人後腹膜腫瘍16例の検討
Adult primary retroperitoneal tumors:a clinical study of sixteen cases
遠藤 健
1
,
渡辺 昇
1
,
竹中 文良
1
,
大和田 晴彦
1
,
板東 隆文
1
,
喜島 健雄
1
,
豊島 宏
1
,
太中 弘
1
,
武村 民子
2
,
松原 修
3
Takeshi ENDO
1
1日本赤十字社医療センター外科
2日本赤十字社医療センター病理
3東京医科歯科大学第2病理
pp.1181-1188
発行日 1983年8月20日
Published Date 1983/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208410
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はじめに
後腹膜腫瘍とは腹膜と後腹壁との間で,上縁を横隔膜下縁を骨盤無名線,外縁を腰方形筋外側に囲まれた領域に発生する腫瘍の総称である.しかし一般的には腎臓,副腎,膵臓,女性性殖器と関係のない後腹膜腔の結合組織,脂肪組織,脈管,リンパ節,筋肉,神経組織などより発生するものをさす.後腹膜腫瘍は比較的まれな疾患であり,当科においても24年間に成人例16例を経験したにすぎない.この16例を検討し考察を試みる.
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