Japanese
English
臨床研究
胸部食道癌のための新しい術前検査—経食道的縦隔超音波断層法(食道エコー法)による縦隔リンパ節転移の診断
A new modality for diagnosis of the mediastinal lymphnode metastasis of esophageal cancer:Transesophageal Ultrasonic Tomography of the Mediastinum
蔵本 純一
1
,
広崎 晃雄
1
,
西平 哲郎
1
,
北村 道彦
1
,
豊田 統夫
1
,
大森 典夫
1
,
平山 克
1
,
阿部 力哉
1
,
葛西 森夫
1
Jun-ichi KURAMOTO
1
1東北大学医学部第2外科
pp.1065-1071
発行日 1983年7月20日
Published Date 1983/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208391
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
悪性腫瘍の外科治療において,主病巣の進行度,遠隔転移の有無の診断は,治療法の選択,決定に極めて重要である.これらの診断は,現在かなり正確に,術前に得られるようになつたが,リンパ節転移の有無や,転移リンパ節の部位などの情報は,極めて不足している現状にある.
食道癌においては,最近になり頸部リンパ節,腹部リンパ節については,術前にある程度の情報が得られるようになつたけれども,縦隔リンパ節に関しては,現在なおほとんど有用な診断の方法がない.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.