Japanese
English
臨床報告
両側冠動脈より肺動脈に短絡した先天性冠動脈肺動脈瘻の1例
A case of right and left coronary to pulmonary artery fistula
島貫 公義
1
,
浜田 修三
1
,
鈴木 勇焄
1
,
板橋 邦宏
1
,
中山 和久
1
,
山本 清孝
1
,
千葉 惇
1
,
浜田 明子
2
,
山沢 正則
2
,
星野 俊一
3
Kimiyoshi SHIMANUKI
1
1福島県立会津総合病院外科
2福島県立会津総合病院内科
3福島県立医科大学第1外科
pp.529-533
発行日 1983年4月20日
Published Date 1983/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208293
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はじめに
先天性冠動脈瘻(以下,CAVF)は比較的稀なものと考えられていたが,近年,選択的冠動脈造影法の進歩により多数の報告がみられるようになつた.CAVFの報告の中でも,両側冠動脈より肺動脈へ短絡する冠動脈瘻は稀であり,肺動脈切開にて肺動脈内腔より,直接短絡部位の瘻孔閉鎖術を施行した1症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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