Japanese
English
臨床報告
いわゆるMirizzi症候群を呈した胆嚢管癌の1例
A case of so-called Mirizzi syndrome due to the cystic duct carcinoma
白倉 外茂夫
1
,
矢嶋 嶺
1
,
岸田 敏博
2
,
浅岡 善雄
2
Tomoo SHIRAKURA
1
1国保依田窪病院外科
2自治医科大学消化器一般外科
pp.283-287
発行日 1983年2月20日
Published Date 1983/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208251
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はじめに
胆嚢管癌は胆嚢管に限局していなければならないとするFarrar1)の診断基準を満たす胆嚢管癌はそのごく初期のものに限られ2,3),従つて臨床的に極めて稀れなもので偶然に発見されることが多い.
一般に肝外胆道系の癌は手術時に原発部位の不明のものが多く,胆道癌取扱い規約4)によればその主たる占居部位を原発部位として取扱うという考え方を優先させると述べられており,今後それにそつて報告される胆嚢管癌の症例は増えるものと思われる.
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