Japanese
English
臨床報告
子宮広間膜の異常裂孔に生じた内ヘルニアの2例
Two cases of hernia through an abnormal defect in the broad ligament
松山 茂樹
1
,
山本 賢輔
1
,
黒田 豊
1
,
織部 孝史
1
,
持永 信夫
1
,
伊藤 俊哉
1
,
土屋 凉一
1
,
天野 実
2
,
佐伯 壮六
2
,
大久保 紘基
3
Shigeki MATSUYAMA
1
1長崎大学医学部第2外科
2長崎市立市民病院外科
3東望大久保医院
pp.1291-1294
発行日 1982年8月20日
Published Date 1982/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208109
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はじめに
腹腔内ヘルニアは比較的まれな疾患であるが,なかでも子宮広間膜(Broad Ligament)の異常裂孔に嵌入したヘルニァは極めて少ない.1861年Quainがその剖検例をはじめて記載したが欧米でも報告例は非常に少ない1-6).本邦では過去4例の報告があるのみである7,8).最近,著者らは2症例を経験したので発表する.
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