特集 外科外来マニュアル
私の治療
胸部
食道異物
真栄城 優夫
1
1沖繩県立中部病院外科
pp.726-727
発行日 1982年5月20日
Published Date 1982/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208003
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□概説
食道異物は,6ヵ月から2歳前後の乳幼児にみられることが多く,身近にあるものすべてが異物となる可能性があり,なかでも貨幣の頻度がもつとも高い.成人では,誤飲によることが普通であり,魚の骨,老人の義歯,大工が釘をくわえて仕事中に飲み込んでしまつたり,女性ではヘアピンやマチ針などがみられる.表は,沖繩県立中部病院,救急センターで,約1年半の期間にみられた咽頭,食道異物の種類と頻度を示している.
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